Oct 9, 2014

ついに、E-Catの第三者長期試験の結果が発表されました

E-Cat World の記事(英語)
および
素人が知りたい常温核融合の記事(日本語)
に、E-Catの長期試験の結果が発表された、と載りました。

そして、報告書(pdf 53ページの英文)は、ここです。

私は、まだE-Cat World の記事 と素人が知りたい常温核融合の記事しかみていませんが
ここから、いくつか感じたことを記入しておきます。

(1) 報告書は、量が多くなった。

(全部翻訳するには時間がかかりそう)

(2)試験したE-Catの形も色もが、一年半以上前のバージョンからまったく変わっていた。

(試験専用にあつらえたE-Catかもしれない)

(3) COP(発生エネルギー/投入エネルギーの比) が、 3.2-3.6 と、一年半以上前より退化したか、あるいは変わっていない感じがする。

(COPが、10以下では、低価格な実用化製品として販売することは難しいとこれまでのE-Cat Worldの議論で言われているし、私もそう考えている。今回の長期試験の測定は、過剰エネルギー発生現象の証拠を確実にとらえるため、いろいろと測定誤差のマージンをとって慎重に COP 3.2-3.6 としたのかどうか、あるいは、E-Catの形が変わったので、特別な試験専用機だったのかを、これから報告書を良く読んで確かめる必要がある)

(4) Arxiv.org と Journal of Physics D に投稿されたが、そこからはこの報告書は公開されていない。

(Arxiv.org と Journal of Physics Dは、揉め事を恐れて公開に踏み切れないのか)

(5) 今回の試験では、エネルギーの測定だけでなく、試験後のNiとLiの放射性同位体の構成比も測定された

(E-Catの中にある燃料取り出して調査できたのであれば、大きな前進である)

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